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story187■新作
限定5脚 tie chair 2017
『夫婦が一緒に座れる椅子』がコンセプトのtiechairの2017年度ver.が完成しました。
前回モデルよりもサイズもだいぶ大きく、笠木(背もたれ)の幅も100㎜→200㎜へ変わり寄り掛かった時の安心感や心地よさがさらに良くなりました。鉋や刀など、手道具を使って削りだした彫刻のように美しい椅子です。
【tie chair=Design by S.Matsuoka 】限定5脚
tie chair 2017の製作の様子
①新作の笠木(背もたれ)部分の木取り。
使用するのは幅250㎜以上、50㎜厚の欠点無しの特上材。一般的に笠木には使用しない贅沢な材ですがKOMAの椅子はRが多いためこのような材から作ります。
使用するのは幅250㎜以上、50㎜厚の欠点無しの特上

②ベンチの笠木(背もたれ)の部分の削り出す前の状態の重さは約15kg。その塊を削り出していく加工はダイナミックであり造形的な繊細なコントロールが必要となります。約4kgまで削るとさすがの親方でも腕が上がらなくなります。KOMAの椅子にはエッジが多く見られます。小鉋を使って削り出すことによる三次曲面が、座り心地と強度と美しさの全てを叶えます。これは曲げ加工ではつくれません。



③人の体のラインをイメージして全て鉋で削り出された造形は体に馴染み、クッションよりも楽だと評価していただいています。KOMAの無垢座面は長時間座っていたもお尻が痛くなることはありません。
④大小様々な鉋や刀を使い、光の陰影を見ながら頭の中にあるイメージを具現化していきます。ものすごい集中力とエネルギーを感じる瞬間です。彫刻のような美しさは、このような手作業での削り出しによって生まれます。
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