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STORY19 ■打ち合わせ

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昨日は、今後お取り扱いさせていただく革の作家さんとの打ち合わせでした。
とても情熱のある熱い方で、10時半からの打ち合わせ、気がつけ16時を
まわっていてびっくり!でしたが、それくらい引き込まれる楽しいひととき
でした。

革も木と同じく経年で色が変化し、艶を増し、味わいがでる素材の一つです。
今の日本ではバックでも家具でも壊れたら捨てて新しいものを買い替える
という方が大半を占めているとおもいます。
ヨーロッパのほうでは、代々家具が大切に使われていたり、
かっこいい鞄だなと思って聞いてみると実はおじいちゃんが使っていた鞄だ
なんて事がよくあります。
思い出も愛着もあるものを簡単には捨てるなんて考えられないと言います。

彼の作るものは、長く使え修理ができるように作ってあるそう。

例えば、革のはじっこの部分の仕上げの仕方も、普通なら顔料を塗って
はいおしまいという部分。
簡単ではあるが、このやり方では修理がきかないため、修理がきくよう
気が遠くなるような行程を経て仕上げてあるそうです。
また、ミシンで仕上げていると一カ所糸が切れてしまうと全部はずしてミシンを
かけなおす必要があり、買い直した方が安いですよなんて言われることが
よくありますが、手縫いだと切れた部分のみの縫い直しで大丈夫だそう。

そうやって大切に使ってほしいと気持ちを込めて作られているものには
きっと魂が宿っているんだろうなとおもいます。
その時点でただの『物』ではなくなっているのではないかと。
だからこそ大切に扱い、簡単に捨てられる存在ではなくなるのかもしれません。

KOMAの家具も同じ思いで作られています。
オイル仕上げの無垢の家具なら、傷がついても汚くなってもカンナややすりを
使って何度でも新品同様に生まれ変わる事ができます。
私がこの世にいなくなった100年後にもKOMAの家具を大切に使われている
ところを思うとロマンだなあと(愛)

さて話は革の方に戻りますが、靴以外ならなんでも作れるそうなので、
革のこんなものがほしいな〜というものがありましたらぜひご相談ください。
わたしもまずは自分の頭に思い描いている名刺入れとバックを作ってもらおうと
構想中なので、できあがったらアップしますね!







 

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2025-08-15
小さなテーブル展/ KOMA café


小さなテーブル展

トラックの荷台いっぱいに仕入れた木材の中から時々出会える特別な一枚。
それらは木目や木肌が特徴的だったり美しすぎたり、他とは合わせられない個性的な一枚一枚。
いつかのために10年かけて集めてきた、そんなとっておきから生まれた一点物の小さなテーブルたちを展示します。

場所:KOMA shop杉並本店
日程:8月22(金)~31日(日)




KOMA café(4日間限定)

KOMAの家具に、ただ座って過ごす。
それだけで、ちょっと特別な時間になります。
普段はショールームに静かに並ぶテーブルや椅子を、この日は"くつろぐための場所"として開放します。
コーヒー片手に、手仕事で作られた椅子の座り心地をゆっくりお楽しみください。

場所:KOMA shop杉並本店
日時:8月23日(土)24日(日)30日(土)31日(日)10:00~17:00
※ドリンクを無料で提供します。
※無垢材のコースターのお土産付きです!


2025-8-15
一枚板シリーズ完成しました。


一枚板のそれぞれの形に合わせて親方松岡がスケッチを描き、図面を起こし、木という素材の一つ一つの表情や個性を大切に表現した一枚板シリーズの新作が完成しました。世界に一つの一点ものです。

【 クラロウォールナットの stump table 】

北米のブラックウォールナットとヨーロッパのイングリッシュウォールナットを掛け合わせて生まれた材のため、自然界には自生しておらず流通量が少ない希少材です。

木そのものがアートピースのような存在感を放ちます。

輪切りにしたクラロウォールナットの形をそのまま天板に活かしたテーブルです。

詳細はこちら







2025-08-10
Tシャツ追加のお知らせ



自分たちでシルクスクリーンを行い一つ一つ柄の異なるオリジナルTシャツ。
ご好評につき欠品していたサイズを50枚追加しました。
shopでプレゼントしています。スタッフにお声かけください!