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Design

機能の追求が同時に美しさの追求であり、必要な要素を全て満たした「シンプル」でなければならないと考えています。
「使い勝手の良さ」と「心地よい美しさ」を携えて、今そこにある空間や時間をより良く満たすものでありたい。

そして1㎜でも1gでも無駄を削ぎ落としていく事がKOMAのデザインの追求であると考えています。

職人集団であるKOMAにとって工房で手を動かし作業する事がクリエイションの原点です。
新しいアイデアをすぐにそのまま工房で形にできる環境は創造と技術の向上に多くの挑戦と経験の機会を与え、
新しい創造の要求が技術を改善させると共に、想い描いた理想を妥協せずにどこまでも高める事ができます。

発想から完成まで製造工程の全てを何度でも手掛けられるからこそ理解できる事があり、
その先により良いデザインがあると考えています。

Chair design

人が身体を預ける道具である椅子には座面や笠木の高さ、それぞれの角度、体重や人の身体の動きに耐える強度などの多くの規制と問題があるからこそより自由な発想に繋がると考えます。
機能の追求が同時に美しさの追求であるのだから椅子はどこまでも美しくなければならないと思っています。

図[d]は木材を示しています。幅200㎜以上の木材から片側のアーム一つしかとれませんが、「曲げ木」や「成形合板」ではなく「無垢材の削り出し」 だからできる複雑な3次曲面には「座り心地」「強度」「美しさ」などに大きく影響します。
上面図[a]は背中を支える曲線。[b]はウエストを支える曲線。
[c]は身体を斜めに傾けて[a]に肘を置くような崩した姿勢で背とウエストを支えるようになっています。
長時間の着座で様々に変化するあらゆる体勢がいつも心地良いことを目指しています。

側面図[A]は通常の食事などの姿勢に適した角度です。
[B]はお尻を前にずらしてのけぞるような体勢に適した角度です。
[C]はお尻を後方に背筋を伸ばした時に起こした腰の上部を支える角度です。
一つの造形の中に多くの曲線と角度を設けるのは無垢材の削り出しでしか叶えられず、R構造やリブ構造などを用いる事で強度的にも大きな意味を持ちます。

Table design

テーブルは、大切な人が集い一つ一つの思い出を刻むキャンパスであると考えています。
その時、木材、技術、感性の一期一会の出会いが創る唯一無二の存在であるべき家具だと考えます。

テーブルの天板に使用する木材は幅200㎜以上でワレ、フシや白太などの欠点のないものに限っています。
そして木目そのものにもこだわりを持っている為、木材を仕入れても天板用に使えるものは10%未満と大変希少です。
それらを20〜30枚並べて「明度」「色合い」「木目の感じ」などを見ながら何度も並び替えを繰り返し、4〜5枚に選り分けて一枚の天板に合わせていきます。

木目を使って絵を描くように柄を接ぎ合わせます。
この作業は感性やセンスが求められ、職人の意匠が感じられる部分です。

「その時の最高の1枚」を創ろうと毎回心がけています。
この一連の作業はそれを決める大切な作業です。
その為、中々決まらない時は丸一日悩み続けることも珍しくありません。

仕上げは鉋仕上げにこだわっています。機械で仕上げた鏡のような完璧な平面にはない柔らかな美しさと温かみがあるからです。鉋で仕上げた状態が最もツヤがあり木目も際立ってる状態と言えますが、大きなカーブや面取りにはサンドペーパーの仕上げは不可欠で、それらの部分とのツヤが合わなくなるなどと、鉋仕上げだけでは叶えられないクオリティーをさらに高める為にサンドペーパーを用いています。

KOMAシェイプ仕上げは、腕を置いた時に優しく馴染みます。
職人の感性と技術でしか表現できない機能性とフォルムです。

Drawing

図面は「見る」ではなく「読む」ものです。
説明書であると同時に、ストーリーと思考の足跡や背景までも読める小説にも似たものであると考えます。
製品の最終的な完成に至るまでの全ての要素を考えていきます。
ラフスケッチやメモとしてアウトプットされた荒削りなアイデアを実際に具現化に出来るかどうか?
図面化していく中で作業の工程や段取り、使用する機械や道具、加工方法などを検証しながら製作を擬似的に行う作業です。

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